週刊少年チャンピオン連載中の渡辺航先生原作「弱虫ペダル」の感想です。
ネタバレありです。
総北も5人揃って、先を行く鳴子に追いつくために走る。
いよいよ山岳ステージ。
坂道と真波は約束通り「山」で勝負することができるのか?
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インターハイ2日目、群馬県渋川市に入ってから、山岳区間に入る。
群馬の歴史ある温泉地「伊香保温泉」を中腹にしたがえた標高1391mにそびえる山が名峰・榛名山。
2日目の山岳ラインは県道33号線最高点1170メートルに設定されているそう。
山岳区間に最初に入ったのは箱根学園、続けて京都伏見、その京伏にぴったりと張り付いている総北の鳴子。
箱学は平坦を引いていた銅橋を下げる。
山に入ったところで悠人を前に出す泉田。
悠人、泉田、黒田、葦木場、真波、銅橋と並ぶ箱学。
観客もこの陣形と箱学のオーラにしびれっぱなし。
1日目から2日目スプリントまで、ここまですべてのゼッケンを取っている箱学の『王者感』がすごいとうなる観客たち。
「ここまでオールゼッケン完全制覇 負ける気がしねえ!!」
真波は後ろからくるであろう坂道が気になるのか、何度か振り返る。
そんな真波に黒田が「レースに集中しろ」と真波の元へ下がってくる。
「いやあ天気いいなって思って景色を なんてごまかせないですか?」
「ねェな」
「後ろの京伏が気になっているワケでもねェだろ」
「ええまぁ」
「その うしろか?」
「ええまぁ!!」
「ハ!!」
「インハイでレースで必死こいて走ってんのに自分の勝負の算段か」
「そういうことになりますね」
さっきから息も切らさず会話している真波と黒田を見て、その後ろにいる銅橋は
「登りで平然と話してやがる まったくクライマーは・・」
なんか、銅橋の苦労がしのばれるよ。
真波は黒田にさらに話す。
「ここなら 2日目の山ならちょうどいいかなって以前にも話したんですよ」
「せっかくのインハイだ 皆ギリギリで走ってる ここでやっとかないと もったいないでしょ!!」
「チームも調子いいし オレは1日目の山をオーダーどおり獲ったし」
そう笑顔を見せる真波に渋い顔をする黒田
「総北のメガネか」
「ええ!そうです!! ちょっと約束あるんで!!」
こら真波、あんた先輩たちに2日目に坂道と約束した話しとらんのかい!
坂道はちゃんと話しておいて、作戦に組み込んでもらえていたってのに。
まあ、真波だからね、話すわけないよね。
黒田からの返事はもちろん
「ダメだ」
ですよね~、作戦に組み込んでいないのに、エースクライマーに勝手されるわけにはいかないし、戦略はすでにあるでしょうからね。
いきなり「(勝負の)約束してますから」は通らないでしょう。
山での指揮は黒田に一任されているようです。
黒田は真波を「出さない理由」として
10キロ以上ある登りで何があるかわからない、自分たちがしているのは勝つための『チーム戦』であること。
1日目に山岳を走っている真波を2日連続出して疲れさせるわけにはいかない、最終日に『疲れたんでリタイアします』じゃ策略もなにもなくなってしまうこと
もしこの2日目を出すことになったら悠人を出すと言う黒田。
真波は静かに黒田の話を聞いていたが、
「黒田さん、オレ 今日頑張ったから明日がんばらないなんて そんな覚悟でこのレース走ってないですよ」
そう言う真波の覚悟に黒田は真波がこの山へ向けて集中力を上げてきているのを自身の身体全体で感じる。
黒田も以前自分で言っていた「真波の武器はゾッとするほどのすさまじい集中力」
それが今、真波からひしひしと感じることを。
「すみません だからオレ彼が来たらでますね」
あっさりそういってしまう真波に銅橋も
『? だからってどんな理由だよ 黒田さんを押し切りやがった真波!!』
と、驚きと呆れで見ています。
正直、真波と銅橋という組み合わせに来年の箱学体制に一抹の不安を感じるんですよね。。
大丈夫かよ?
押し切られた?と言われた黒田。
真波が『戦略』なんて理解するわけないかと口で言っても無駄とはわかっても一応言うべきことは言わないとです。
『理屈じゃない走り』が真波の真骨頂であるとはわかっているけど。
「おめえがやりたいこたぁわかった」
「だが真波!! 2つだけおまえが出れねえ条件がある!!」
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自分が出れない条件ってなんのことだと不思議顔の真波。
黒田が上げた条件のその1は、現段階でかなり後ろにいるであろう総北が、自分たちに追いつかない場合。
坂道が来ない可能性を上げる黒田にキョトンとした顔をする真波。
このキョトン顔が「え?坂道君がこない?そんなわけないじゃん、約束したもん」って言わんばかりの表情なのにちょっと笑ってしまったです。
黒田の方といえば
『つうか あのバラバラになった総北がこの先頭に追い付くっつう発想そのものがねェと思うんだが、まあこいつはフシギちゃんだからな」
と、さすがは真波の先輩、わかっていらっしゃる。
「2つ目は?」と尋ねる真波に2つ目は山岳ステージが始まってから、ここまで何のタイトルもとっていない御堂筋率いる京都伏見が、早々に仕掛けてきてそれどころじゃなくなる場合。
その言葉通り、さっそく2年生クライマーの木利屋と発射台である水田を前にして御堂筋が動いた。
この序盤に動いた京伏に驚く銅橋。
黒田が、真波と悠人に京伏を抑えるようすぐに指示を出す。
あっと言う間に京伏の前へでる真波と悠人。
その速さに驚く水田と木利屋。
『確かになるほど黒田さん この人たちに行かれたら勝負も何もないすね』
もう真波の中ではどんだけ坂道との勝負しか考えていないの?
京伏はまったく眼中にないのね?
アタックを潰されたけど、御堂筋はすぐに次の指示を出す。
「フェイズ28 ザク・・・再準備や 脚コワれるまで回しや・・・もう1回いくよ」
しょっぱなから仕掛ける御堂筋。
さすがは京伏もやることえげつない。ここで自分のところのクライマーつぶれてでも平気って感じですね。
まずは箱学VS京伏の山岳勝負。
御堂筋が仕掛けてくるフェイズは?
そして坂道は真波との勝負に間に合うのか。
なんかどう考えても2人だけの勝負にはなりそうもなく、御堂筋が割って入ってきそうですけどね。
前回 RIDE389「冬の約束」感想はこちら
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