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弱虫ペダルRIDE372「正しい判断」チャンピオン46号の感想

チャンピオン感想

弱虫ペダル(42): 少年チャンピオン・コミックス

週刊少年チャンピオン連載中の渡辺航先生原作「弱虫ペダル」の感想です。
ネタバレありです。

 

表紙と巻頭カラー、来ましたねTVアニメ3期決定の報。
表紙が坂道と手嶋というのが3期に向けてのことを表現していていいですね。
でも、ふろくのポスターは坂道・巻島コンビと東堂・真波コンビの例の表紙のポスターですね。
このポスター、裏表になってるのではなく、それぞれ1枚ずつになっているんです。
そういうちょっとした配慮、嬉しいなあ。

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巻頭カラーの表紙もまさしく「継承」を現している総北新旧レギュラーメンバーの図。
青八木と鏑木の関係が前年の田所と鳴子をみているよう。
金城が手嶋の背中を押しているところや田所と巻島が後輩たちを見守る図もいいなあ。

まあ、本編はそれどころじゃないですけどね。

 

御堂筋はただ煽ってるだけでなく、きちんとした「戦略」を持ってるわけです。
が、いかんせん言い方が「バカにしている」印象しかないわけで、そんな挑発には今泉ももう乗らないわけです。
でも、そんな態度をとるであろう今泉の性格も、総北が1日目ですでに満身創痍であることも織り込み済みなわけです。

「ひとつだけ残念なのはァ がんばりすぎたあの顔を見れんことやね」
「ポッキリ心折れて絶望するポキ泉くぅんのカオを!!」

今泉の呼び名また増えました(笑)

 

総北は手嶋が今泉と坂道に合流。
苦しそうな手嶋を前に自分の判断は間違っていないと言い聞かせる今泉。
そんなときによみがえってきたのが金城からもらった言葉の数々。

「本質は自分の中にしかない」
「自分と向き合い、現状を知り、打破する方法を考え試せ」

 

自分の答えが本当に正しかったのか迷っている今泉はペースアップしすぎて、坂道に言われるまで手嶋がついてこれないことに気づかない。
2年生になってから、思いっきり走れていない気がすると思っていた今泉。

 

ふと、以前マネージャーで幼馴染の幹にそんな愚痴をこぼします。(今泉本人は率直な感想と言ってますがどうみても愚痴)
後輩も入ってきて1人で走ることができないし、やることできたしでなかなか思うように走れないという今泉に幹は

「友達少ないもんね~今泉くん」とまあ、強烈な一言を。

確かに今泉はずっとロードやってきていて友達いないイメージありましたね。
実は坂道より友達少なかったんじゃないのかなと思うくらいです。

坂道は『好きなアニメの感想を言い合える友達がいなかった』から「僕は友達がいないから」という発言につながったと思いますが、小学生のときだって友達が遊びに来ていたし、中学時代も普通に話せる友達いたっぽいし。
別の高校へ行った坂道を気に掛ける同級生いますしね。

そう考えると坂道の友達の定義も怪しいですが、今泉はそんなふうに気にかけてもらえる友達すらいないんじゃないかな。
今泉もなんだかんだ「集団行動」が苦手なタイプでしょうね。
そんな今泉だから1年の時と違って、人数も増えた今の部に慣れるのには必死なんでしょう。

「何かずっと ここらへんに 制限(リミッター)がかかってる感じがするんだ」

右ふくらはぎをぽんと叩きながらふともらす今泉。
そんな今泉を励ます幹。

同じ幼馴染でも真波と委員長とはまた違った関係性を持った2人ですね。
幹と委員長の違いは「ロードをよくわかってるか、わかってないか」なのですが、真波は別に委員長が自転車詳しくなくっても気にしないでしょう。
対して幹はロードを知っているから今泉の助けになる言葉を言えるのだろうし。
それぞれの形があっていいですね。

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レース中になぜか幹との会話を思い出した今泉は、自分でもそれがなぜかわからなかった。
でも、間近にせまってきた紫のジャージを見て、御堂筋がただ単に無謀にも1人で鳴子を追ったわけではないことに気づきます。

「なんで動かんの!? 2人で逃げるチャンスやよ!?」

御堂筋の言葉を思い出し、自分の判断が誤っていたのではないか、みすみすチャンスを捨てたのか、鳴子の判断の方が正しかったのではないのか。
小毬を先頭にあがってきた京都伏見を見て自分の判断が間違っていたと確信してしまう今泉。

 

5人で総北に追いついた京都伏見は、あざ笑うかのように総北を抜いていきます。
抜いた後、今泉を振り返った小毬は右手をこすります。
1日目に今泉の脚の筋肉に触れていた小毬は、今泉の脚をざらついていると言います。

 

あのシーンはてっきり今泉の怪我フラグなのか?と思っていたのですが、今泉のメンタル面の迷いが脚のざらつきに現れていたんですね。
本人も「制限がかかっている気がする」と言っていた利き脚。
というか、筋肉に触っただけでそんなことがわかる小毬が怖い。

京都伏見の後ろにつけば、先頭の箱根学園まで追い付ける、今泉は坂道と手嶋にそう声をかけ京都伏見に追いつこうと加速しますが、まだ回復していない手嶋の姿に

「早く回復してくれよ、手嶋さん!!あんたクライマーだろ!!」

 

声を荒げる今泉に驚く坂道、「すまねえ」と未だ息を整えつつ走る手嶋。
手嶋を責め立てる言葉を叫んだ自分自身に驚く今泉。

「ちがう、ちがう 手嶋さんじゃない」
「間違ったのはオレの判断」

ポキッと何かが折れた音を聞く今泉、そんな今泉の状況すら見えていなくても読んでいた御堂筋。

 

本当に今泉の判断は間違っていたのか?
今の段階では、「間違っていた」のかも知れない。

鏑木が遅れてしまったこと、その鏑木を引っ張るために残った青八木(ヒメヒメで絶賛追いつき中)
4人でいれば手嶋もここまで疲労して登ってこなかったかもしれなかったこと。
今泉が心の奥底にあった違和感が右脚にでていたことを「チームのため」と思い、気づかぬふりをしていたことがここで露出してしまったこと。

この折れた心を救いとるのは誰なのか、そして今泉はこの先のレースをどういう思いで走るのか。
「チーム総北」としての走りすら疑いかねない今泉の状況。
そんな今泉に対し坂道や手嶋、鳴子はどうでるのか。
総北内の人間関係自体も複雑に絡み合って、意見の衝突が2日目の結果次第では出てきそうですね。
でもまだ2日目序盤なんですよ。。スプリントラインもまだ見えてないんですよ。。

 

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