松井優征先生原作、週刊少年ジャンプに連載中の暗殺教室の感想です。
ネタバレありです。
殺せんせーとの別れ。
「卒業」とは、そういうことだとわかっていても、15歳の彼らにはつらい決断と実行だった。
殺せんせーがいなくなったあとのE組みんなは、どんな様子なんでしょうか。
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暗殺を達成した後、クラス全員で、殺せんせーの面影を探しに教室へ戻ると、それぞれの机の上にあったのは、卒業証書と卒業アルバム。
そして、個人個人へのアドバイスブックだった。
相変わらず分厚いアルバムとアドバイスブック。
一体、何が書かれているのかというと・・・・
暗殺が成功して燃え尽き症候群にならないように、未来へつながるアドバイスが、導入が漫画から入っている。
まず、食について。タケノコの下処理のやり方っていったい。。
将来就く仕事についてや恋愛についてなども。
恋愛については、まあゲスいくらいに殺せんせー、生徒達見てましたからねえ~。
果たしてこの中からカップルが生まれるのやら。(渚と茅野、委員長コンビはありそうだけどね)
「そして将来 ぜひ君たちも 人間を育ててみてください」
「君たちが今生きているということは 時間やお金や愛情をかけて育てられた証」
「絆を次代に繋げることは とても素敵なことだから」
まあここまでが前文で、ここから10万個以上のアドバイスがあるとか。多すぎるわ!!!
そんな分厚いアドバイスブックを涙目で読んでいるうちに余りの細かすぎるアドバイスにみんながうんざりしてきてしまって、気が付いたらみんな、涙を忘れてぐっすりと眠ってしまっていた。
こうして教室でゆっくりと眠ってしまったのも、外では烏間先生が、校舎内での生徒は自分の管轄だと、やってきた現場検証部隊を相手してくれたから。
レーザーはとりあえず撃たれていたようだけど、それすら教室にいた生徒たちは気づかないくらい、どうでもいいことだったよう。
翌朝早くに起きた渚が教室の外を見ると早咲きの桜が小さく強く揺れていた。
朝日のまぶしさに目を細め、そして未来をみつめるかのように外を見るE組のみんな。
烏間先生は、しばらくマスコミなどのゴタゴタや機密事項の口止めなども頼んだり、大変だと思う。
もちろんできる限り、みんなを守るが、先に謝らせてくれという烏間先生に、生徒たちは、自分たちもうまいこと平穏に収まるように努力すると、烏間先生を困らせたくないからという。
ただ、その代わり、今日の椚ヶ丘の卒業式は出させてほしいと頼むみんな。
本校舎のみんなとの闘いの日々も殺せんせーと作った大事な思い出だから。
そう願うE組みんなに手配すると、自分はそのためにここにいるんだからと伝える烏間先生。
E組みんなは磯貝の号令に合わせて起立する。
「烏間先生 ビッチ先生 本当にいろいろ教えていただきありがとうございました」
そう頭を下げるE組のみんなを優しく見るイリーナ。
烏間先生は感極まったのか、目頭を押さえる。
「悲しみは残っているだろうに 強くなった 一年前とは見違えるようだ」
学校が閉鎖されているため、市民会館で行われる卒業式がいよいよ始まります。
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「殺せんせーは 『E組の制度は間違っているから変えさせよう』とか そういうことは一度も言わなかった」
「『理不尽なことが世の中にあるのは当たり前 それを恨んだり諦めているヒマがあったら 楽しんで理不尽と戦おう』
その方法をいくつも教えてくれた」
理事長から卒業証書を受け取る渚。
「いい目をするようになったね 担任の遺した教育の賜物だ 卒業おめでとう」
理事長もすっかり、毒気が抜けましたよね。
親子関係も少しずつ修復しつつあるし、元々持っていた教育の理念を思い出して、本来の実直で優しい教育者だったころの理事長に戻りつつありますね。
卒業式が終わり、外へ出た渚が見たのは、両親が揃っている姿。
父親も一緒にいると思わなかった渚は、殺せんせーが渚の父を訪ねていた話を初めて聞く。
「最初に渚くんから頼まれていました 苗字ではなく できれば名前で呼んでほしいと」
「もし再び父方の苗字に戻っても違和感なく呼べるようにと」
「文句なしの立派なお子さんです。 おそらく三月中には大きな目標を叶えるでしょう」
「どうか家族みんなで祝福してあげてください」
そう、父に言い残していた殺せんせー。
なんで、渚のことを名前で呼んでいたのか疑問だったのですが、こういう理由だったんですね。
(前回の最後の出欠確認で、渚とカルマ、律とイトナだけが名前呼びでした。)
「あの先生と母さんから聞いた おまえがどれだけ覚悟を持って頑張ってきたか」
「話し合ったの 父さんと母さんもあんたに負けないように頑張ってやり直そうって」
渚がずっと願っていた両親の和解。また家族一緒に暮らせること。
それを後押ししてくれた殺せんせー。
「うちの先生は どれだけ遺したら気が済むんだ」
涙を流す渚に寄り添う両親。そして友達のところへ行くよう勧める。
そんな卒業式ですが、マスコミが大挙として押し寄せてくる。
烏間先生が皆に早く駐車場へ行き、バスへ乗るよう伝えるが、マスコミは混乱に乗じて、写真とりまくるわ、カメラ向けるわ、まあひどい状態。
そんなマスコミとE組の間を割り込むように現れる人たち。
浅野たち五英傑をはじめとした椚ヶ丘中学生徒達だった。
邪魔をするなというマスコミ相手に
「見てのとおり、卒業生だよ テメーらこそ人の花道 邪魔すんじゃねえ」
「君たちの強引な取材姿勢には僕らもずいぶん迷惑した 編集してネットに告発しようかね~」
「全員顔おぼえたしな」
おお、五英傑が、最後の最後に味方になってくれるとは!
「大半が今日で縁もゆかりもなくなるとはいえ 仮にも同じ学校で学んだ生徒だ 見捨てれば支配者の僕の恥になる」
浅野くんも丸くなったとはいえ、言うことはやっぱり立派です。
浅野はカルマに、
「君だけは椚ヶ丘に残るそうだな ほとぼりが冷めたころ たっぷりつるし上げて吐いてもらうぞ」
「君らをここまで育てた担任 殺せんせーとやらの話をな」
「別にいいけど 浅野クンの固い頭じゃ全部理解は難しいかな~」
高校へ行ってもこの二人はいいライバル関係を築いていきそうですね。
そのころの二人も見てみたいものです。
バスに乗ったE組のみんな。マスコミの混乱もほかの生徒たちが抑えてくれている中、渚たちは旅立つ。
「こんなにいろいろ泣かされる日は もう一生ないだろう」
「さよなら殺せんせー さよなら椚ヶ丘中学校」
マスコミは相変わらずの「マスゴミ」だったということで。
それを助けに入ったのが浅野たちというのも胸アツ展開でしたね。
渚の家族問題も解決したり、殺せんせーがなぜ渚を名前で呼んでいたかの謎も解けましたしね。
(カルマは多分、彼は自分ん名前が気に入っていると言っていたので、それで呼ぶように殺せんせーに言っていたのかもですね)
今回で卒業式も終了。
完結まであと2回。
やっぱり未来のみんなの姿も描かれるのではないのかな?
冒頭の殺せんせーのアドバイスブックにあった「そして将来ぜひ君たちも人間を育ててみてください」の言葉がヒントかなあと。
あと2回か。。と最終回が載る16号は発売が19日の土曜日なんですよね。
なので、15号と16号は1週間のうちに読めると。
最終回はセンターカラーですかね。
(過去、巻頭カラーで最終回を迎えたのはドラゴンボールとスラムダンクのみとのこと。
あのNARUTOは、その号で巻頭カラーとセンターオールカラーで最終回という2話掲載されるすごい最終回でしたね。)
次回 第179話「去りゆく時間」感想へ
前回 第177話「やってきた時間」感想へ
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