週刊少年チャンピオン連載中の渡辺航先生原作「弱虫ペダル」の感想です。
ネタバレありです。
初っ端からにくにく合戦です。
前に泉田が自身を「変態」と言ってたけど(銅橋のことも『自分を上回る変態』とのたまいましたな)
小鞠も負けてないわ。
自分が勝つという小鞠に泉田は「おもしろい仮説だ」ときっぱり。
自身の速さについてくる小鞠を褒めつつも、よく口が回ると言う。
確かに小鞠は口が達者ですね。
言ってることは筋肉のことばっかりですけど。
「アブアブ アブアブってもっと聞かせてくださいよ」
「ムチを入れて躍動する あなたのその筋肉(にく)たちの熱いいななきを!!」
泉田はさらに鍛え上げたその身体を武器にさらに速く走る。
その速さについていく小鞠も負けていない。
小鞠が言っていたように、泉田の筋肉の動きを間近で見られるまたとないチャンス。
「筋肉(にく)は美しい!!」
泉田の脚のしなり、上下に収縮されるその筋肉。
大切にされ、上手に育った筋肉は上質だと言い切る小鞠。
それに関しては、確かに泉田にぴったり当てはまりますね。
1年の時は上質な筋肉を作るため、一度太って、そこから筋トレで武器となる筋肉を作り上げたんですから。
昨年のインターハイでもその筋肉の躍動で総北スプリンターだった田所と鳴子を苦しめましたが、自身の身体の槍を鋭くすることだけに神経を注ぎすぎたため、勝負力が田所と鳴子に劣っていた。
それが、1日目のスプリント勝負の勝敗を分けたわけです。
でもその敗北は泉田をさらに強くし、その筋肉はしなやかさを増した。
おかげで、変な筋肉フェチに狙われてますけど(;・∀・)
「筋肉(にく)にはもって生まれた素質とそれを上手に育てる上級料理人(マエストロ)が必要なんです」
「ああ・・ああ たまらない 泉田さん あなたは最良のマエストロです!!」
「ボクはそれを喰らう美食家だ!!」
ただの筋肉賛歌だけでなく、しっかりと泉田を追い抜かす小鞠。
京都伏見がいや、御堂筋があえて隠し玉としていた小鞠の本性を見抜く。
泉田はこれで去年、固く誓った去年のリベンジができるという。
御堂筋が計画的に116番に小鞠を置いたことを見抜き、小鞠もそれが御堂筋の計画通りだと告げる。
そして、ゲームが始まったら「もうがまんしなくていい」とも言っていたことも。
それまでのレースでは、マッサージャーとして帯同していて、あえてその実力を隠させていて、このインターハイですべてを出すようにさせていた御堂筋の計画。
相変わらずレースに関しては綿密に計画して、1分のスキがない布陣を敷いてきましたね。
しかも味方にも内緒にしていたわけですからね。
最も、小鞠以外の京伏勢は「ザク」扱いですしね。
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一方、並走している箱学と京伏。
黒田は、京伏が自分たちを止めるのであれば「このタイミング」であると気づいている。
わざわざライン5Km手前で追いついてきたのも意識していると。
黒田は御堂筋に、スプリント勝負に小鞠を行かせたのは彼が泉田に勝つと確信しているからかと尋ねる。
御堂筋は、小鞠の出陣が予定外ではあったが、黒田の疑問には否定しなかった。
これで、小鞠が勝てば去年と同じだと。
箱学のエーススプリンターが1年に負ける。
そうなれば泉田は立ち直れないと。
去年の2日目スプリント勝負、箱学のエーススプリンターだった新開隼人と1年生だった御堂筋との勝負は御堂筋の勝利だった。
そのことに動揺した泉田はしばらく立ち直れなかった。
(新開が復活して、泉田に「心配かけた」と声をかけたことで泉田も復活したのですが)
今は泉田が「エーススプリンター」で、その時の新開と同じ立場にいる。
先行した小鞠は、どんどん泉田を引き離していく。
フォームの美しさだけでなく、自転車の基本的な乗り方がうまいと泉田は分析する。
「見た目の奇怪さとは裏腹に」
とちゃっかり思ってますけどね。
小鞠はいつも自転車の声を聴きながら走っているという。
自分の手に伝わる振動やその音を感じながら。
でも、最高の選手(というか、筋肉の持ち主)との対決の前ではそんなことはどうでもいいと言い切る。
泉田に昨年の2日目のリベンジをするのではないかと煽り立てる。
もう2Kmラインまで切っているこの状態でも、自分の前にでてこない泉田にもっと筋肉のいななきを聞かせろと言う小鞠に泉田は言う。
「リベンジか 少し勘違いをさせてしまっているようだね」
黒田も御堂筋に泉田のリベンジは、2日目の新開のバトルのことではないとはっきり言う。
それをやりたいのであれば新開の弟の悠人がいるので、悠人をスプリンターに仕立て上げてリベンジでもさせると言い切る。
当の悠人は「へ?うええ それはムリ」とか言ってますが。
うん、悠人はクライマーだから冗談でしょって感じのようですね( ´゚д゚`)
箱根学園は1日目、グリーンゼッケン、レッドゼッケン、イエローゼッケンとすべてを獲った。
1日目を圧勝し、調子もいい。
それでも泉田にとってはまだ去年敗北したまだそのままだと。
このスプリント勝負に勝利することが箱学王者復格への一歩目と位置付けている。
あくまで、総合優勝に向けての1つでしかないと泉田は思っているわけで、尊敬する先輩の敵討ちではないと。
もっと広い視野で物事を見て、勝利を狙っているというのは、新開と違って泉田が「主将」であるからですね。
「覚悟が違う だからヤツぁ負けねェ どんなヤロウが相手でも ヤツは今から最速の槍になる」
「岸神くん ボクがこのジッパーを閉める意味 知ってるかい?」
ついにその力を発揮する泉田。
覚悟を決めている箱学の主将が動き出す!
泉田は昨年、荒北と共に途中棄権しています。
しかも、救護室が総北で途中棄権した金城と鳴子と一緒。
総北の優勝をラジオで共に聞いて、うれし泣きする金城と鳴子をそばで見ていて、2人が閉会式へ向かった後、その救護室は荒北と2人残されて。
そこで初めて敗北に泣いて、荒北に慰められて。
主将としてもこの1年は「王者復権」のため自らを厳しく鍛えてきたのでしょう。
黒田は副主将としてそばにいて、そんな泉田を見ていたからよくわかっていますね。
思ったより泉田は理性派でしたね。
スプリントラインまであと2Kmを過ぎたそうですが、次回に決着が着くとは思えませんが果たして?
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