週刊少年チャンピオン連載中の渡辺航先生原作「弱虫ペダル」の感想です。
ネタバレありです。
久しぶりのネタバレ感想ですみません。
現在、2日目のゴールを終えた夜、坂道があの人と再会しています。
散々出てこなかったせいかここで目立ってます。
さすがです。
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坂道が出会ったのは箱根学園OB山神・東堂尽八。
2日目の山岳ステージを東堂は見に来ていたんです。
その静かな走りですぐに東堂だとわかった坂道もすごいし、借り物のロードでもスリーピングクライムする東堂もすごい。
本人曰く「速さもカッコよさにさらに磨きがかかった」そうで、坂道も「お変わりない」って思ってるんだけど、他校の、しかもレース3日間でしか直接会ってない(厳密には2月に東堂の招待で箱根で山神パーティーが開かれて坂道は真波と走ってますが)のに、この言われようです。
どんだけ濃い性格なんですかね~東堂さん。
東堂の進路についてはいろいろと言われていましたが、本人の口から「大学へ進学した」ことが告げられました。
ちょっと意外でしたね。
渡辺航先生のサイン会情報では、「大学進学していない」という情報もあったのですが、まあサイン会でのファンからの質問には「反射で応えている」先生ですので、
しかも東堂の進路に関する質問の回答は2年くらい前の話なので、今後の展開を考えると『東堂も大学に進学した』っていう風にした方が良くなったのかなとも感じました。
東堂の堂々した態度に坂道は『東堂さんカッコイイ!!』となって
「どうしたらそんなに自分に自信がもてますか」と質問し、東堂は「ひらめきと積み重ねだよ」と答えてました。
この答えに混乱しちゃった坂道は「ひらめと積み木?ちが」とあたふたしてるし「まったく理解していないな眼鏡くん」と東堂さんも言ってしまうし。
あと、東堂がこの2日目応援に、しかも山岳ステージにいたのは、どうやら真波が呼んでいたみたいですね。
「真波との山岳賞争いは残念だったな」
「山頂で楽しみにしていたのだがな」
「俺も残念だったよ お前たちの全力の闘いが見れなくて」
と、坂道に語っていたので。
やっぱり真波にとっての東堂尽八は偉大な先輩で。
追い出しレースや山神パーティーで真波の気持ちを引き上げてくれたのも東堂でしたしね。
そんな東堂に自分の成長した姿は見てもらいたいだろうし、それが坂道との勝負となったら真波も報告するよな~と。
「雪辱を果たす真波を見たかった」と告げる東堂さんの表情がね、本当に真波を可愛がっていたんだなあとわかるくらいの先輩の顔で。
そんな東堂を見た坂道も「真波くん、信頼されている いいなそういうのって」と気持ちがほっこりしてます。
これらの会話がまさかの布石なってるなんて坂道も思ってなかったでしょうね。
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そもそも、こんな夜更けにロードを借りてまで走っていた東堂です。
なにかしら理由があるはず。
坂道は2日目レース後の自分の走りの反省とかいろいろあって、おとなしくしていられなくて山を走っていて東堂を見つけたわけです。
失礼をしようと声をかけた坂道だったけど、その後すぐに走っていった東堂の姿を見て、あれ?と思います。
「ある男」を追いかけていると言っていた。
「山には敵はいない」と言っていた。
なのに、真剣な顔で走っている、こんな夜に。
いろいろな符号が坂道の頭を巡り、東堂が真剣に山で追いかける男といえば思いつくのは1人しかいない。
まさかという気持ちと、その答えを知りたい坂道の気持ち。
それが、ケイデンスをあげて東堂を追いかけ追いつく結果となります。
東堂の方も、追いついてきた坂道にびっくりです。
『速い!!この男!!こちらが借り物のバイクとはいえ俺の登りの加速についてきた』
明日もレースがあるのにと心配する東堂の声も聞こえないのか、坂道は東堂に質問します。
「今 東堂さんが追いかけてる人って こんな夜にバイクを借りてまでおいかけている人って」
「今 この先の登りを走っている人って 誰ですか!?」
答えはただ1つしかない、とわかっているけど、でも確かめたい。
そんな坂道の気持ちをわかっているのか、東堂も正解だとばかりに応えます。
その男は勝手な男で、相談もなく1人でイギリスに行ってしまって、音信不通になったかと思えば、『今インターハイ見に来て榛名山にいるからこれから走れるか』と電話してきた男。
うわあ~海外行ってから連絡してなかったのか。東堂からも連絡してなかったのは、海外生活に慣れないうちはとか気を遣っていたのかも。
だとしてもねえ~。
まあ、だからこそそんな連絡をもらったら東堂だって、急いでロードを借りて飛び出しますよね。
(福富と新開も2日目の応援来ていますが大学の車で来ていて、東堂は電車で来ていた)
「限界の勝負を またやりたくてな」
そんな東堂に坂道はもう涙ぐんでます。
2日目も金城たち総北のOBは見に来ています。
で、1日目と同じく終わった後に後輩たちに会っていないのでしょう。
長く続いたカーブが終わると長い直線にはいる。
そうして見えてきた独特のフォーム。
坂道が一番敬愛する先輩、その人が、今そこにいる。
街頭に照らされて見えたその『クモ男』の姿。
その姿に東堂も涙を流したし、坂道の心臓も高鳴る。
「巻島さぁん!!!」
そう叫ぶ坂道に振り返った巻島。
東堂が追いついてきたのはありと思っていたのにまさかの可愛がっていた後輩が一緒だったことに
「ん?なんで坂道までいるっショ」
とまあなりますな。
巻島さんが後輩たちに会ってない理由は1日目の終了後に語っていたとおりなんですけど(でも金城が坂道と会ったし、先輩たちが見守っていることは今のインハイレギュラーも知っている)
2日目もゴールで金城と田所は見ていたし、巻島は山岳ステージにいたし(ただし東堂とは別の場所だったため、2人は会っていない。しかも東堂は真波が上がってこないことがわかったら、さっさとゴール地点へと向かってしまった)
地形的に2日目の山岳ステージでお互いの後輩たちが走るだろうと思ったからこそ、巻島は連絡しなくても東堂は見に来ているなと考えていたようですしね。
ここで、巻島と東堂のあの昨年のインハイ1日目の山岳ステージのようなレースを坂道が見守る展開がきそうですね。
そして、坂道は最終日の走りになにかしらのヒントを得そうだし、巻島からの激励を受けそうですしね。
それを受けて坂道は3日目どんな走りをするのか。
次週の展開が楽しみです。
劇場版SPAREBIKEの主役は巻島と東堂
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